まずトラックの荷台から砂を一輪車に乗せて「フネ」まで運びます。

それからセメントの袋を荷台から降ろそうとしてよろめきます。

なんでセメントはあんなにも重たいんだろう。

なんとか頑張って「フネ」まで運びます。

親方が「フネ」の中でセメントと砂をまぜまぜしている間に
バケツに二杯ほど水を汲んできます。

親方が砂とセメントと水を、あらい吐息をもらしながら
まぜまぜしている間に砂利を一輪車に乗せて運びます。

自分も参加してすべての材料をまぜまぜします。

わたしは「気取りっこ」なので「ふー」とか言いません。

できるだけ乱れずクールにまぜまぜするのです。

よく混ざったら餅つきのようなリズムで風呂場の床に
コンクリートのもとを落としていきます。


この工程を二回ほど。

本当に重たいどろんこ遊びです。

途中親方が

「楽しいか?」と訊いてきたので

「楽しくない」と即答しました。

言い方がソフト過ぎました。

「苦しい」と言うべきだったのです。

幼い頃、父が車庫や犬小屋にコンクリートを
敷いていたのを作業中思い出しておりました。

「おっとっと!」と言って、父は一輪車を傾かせ
上に乗った子どもらを脅かしていたものです。

今度おとうさんの車いすで同じことをしようかなと思いつきました。

コメント

ありす
2009年11月7日20:28

いいアイデアです。結構楽しまれると思いますよ。お父様がどの程度の状態か判らないので何とも言えませんが、少し歩ける状態ならむささび小姐が座って、お父さんに押して歩いてもらったりとか、色々工夫出来ますもんね。我が家でも安全な場所で母に押してもらったら、乳母車を押していた頃を思い出して、妙にしっかりと元気でしたよ。

むささび
2009年11月7日23:01

ありす姐さん、こんばんは。そうか自分が押してもらうということまでは思わなかった! 今度やってもらおうと思います。

父は失語・失認症状が重いほう。要介護レベルも4です。

でもね、好きだった歌を一緒に歌うと、本当に不思議なことに
歌詞がスラスラ出てくるんですよ。わたしが覚えてないと先回りするくらい。
北国の春とか青い山脈とかボーイスカウト時代のキャンプソングとか
たくさんの歌謡曲・唱歌・童謡を知ってます。
父と一緒に歌うたびに音楽療法の偉大さを痛感しています。

ありす
2009年11月14日17:47

そうそう、歌って色々な想い出が詰め込まれてるんですよね。一緒に沢山歌って下さいね。でも要介護4ですものね、出来る事は限られてしまうかも知れませんが、意外に人間ってしぶといもんです。ゆっくりお父さんの残っている能力を引き出してね。

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