達成感と疲労感　風邪ひき始め

嗚呼素晴らしいすんばらしい達成感。

ほったらかしにしてあった領収書を整理し、6月から12月までの帳簿を付け、税理士に渡した。エクセルの入っていないmacを最近まで使っていたので事務所と共通の会計ソフトを利用できず「手書きでいいです」と言われていた。半年分くらい大したことないわ、と思っていたけれど、始めてみると大したことあった（全部溜めちゃってたからね）。「手書きでいいです」なんて。科目とか相手方を手で書くのはすごく手間がかかる。仕事と育児にかまけて家も汚かったので、片づけもしなくてはならず、ここのところ「家が現場」であった。

わたしたちはきったない家を素敵にする仕事をしているが、世の中の例に倣って「自分ちはあと回し派」なのだった。とはいうものの、親方が神経質なので、ある程度の基準は守っていたけれど、来客があるとなると細かいところが気になる。ワニくんやクマちゃんが獣くさいのも気になる。クマちゃんはラブラドール的容姿なので洗うだけでいいけれど、ワニくんは倍くらい手間がかかる。風呂場で全裸になりワニくんと格闘する。ワニくんを足の間に挟み馬乗り状態で身動き取れないようにしてバリカンで刈っていく。羊の毛刈りをしている人の気持ちがよくわかる。あの人らも作業が終われば腰が痛いだろう。ワニくんがもう一匹できるんじゃないかという量の毛（ずいぶん溜めちゃってたからね）を刈った後、今度は掃除機で毛を吸い取る。それが終わったらシャンプーをし、仕上げにドライヤーで乾かす。尻尾をロバのイーヨーのようにかわいくするのがポイント。ここまでするのに2時間半を要した。服を着たまま作業すると、そのあと服に掃除機をかけ、自分を大掃除する羽目になって短時間で終わらないので全裸である。寒かったがスリムに変身したワニくんが、みんなにかわいがられてひっぱりだこになっているのを見れば心があたたかい。

数日間大変だったので、親方についていかなかったんだけど、現場のほうが家のことよりも楽だったかもしれない。

これからトンの個人面談。中学生組はもうおとといに終わって「勉強以外」は先生にすごくほめてもらえた。子どもが褒められるというのは、自分が褒められるのよりも数倍うれしいものだ。何か特別なずば抜けたものにならなくなっていい、健康で笑顔を忘れずすくすく育ってほしい。

今日で一区切り。どさくさに紛れてクリスマスツリーも飾った。

また明日から次の現場だ。海まで30メートルほどの物件。今度入れるシステムキッチンはわたしが選んでメーカーと直接交渉した。これまで付き合ってきた住設備会社の営業には悪いが、生き馬の目を抜くような業界情勢、いいものを安く提供しなくては勝てない。体と頭を使って、客も間に入る業者も喜ぶ輪っかに自分たちも連ならなくてはならない。家庭内もしかり。手を離さぬようにみんなで頑張ろう！と思ったけど、疲れたし、鼻水が出て寒気がする。全裸でいすぎたの？あの日。