課題山積み

長い休みの終盤のように宿題たっぷり。そういうやつは大体休み中にサボっていたタイプ。そうかもしれない。確かに何もしない無為の日々も長かったかもしれない。

今日は（も）実家に行った。父は自分でビールを作るのが好きだったため、独身時代、わたしが使っていた4畳半の部屋は、手作りビールを詰めるための空き瓶15ケースほどがうず高く積まれてあった。いくつものドでかい寸胴鍋、90リットルは入るだろう大きなポリ容器も数個、わけのわからない薬品、様々な種類の竹製品（びくや背負い籠、漁のための仕掛け籠などなど）、着ないだろう服、味噌（手前味噌のようだ）、本、レコードプレイヤー、米が30キロ、あと何があったけな、とにかく不用品の山だった。4畳半ですでにこれである。父の和室、洗面バストイレ、台所、リビング、そして庭、妹の部屋以外をなんとかしないとならない。

子どもを自然分娩（陣痛促進や麻酔なんかしない、先生が赤さんを無理矢理押し出したりもしないやつね）するとき、寄せては引く痛みの波に慣らされ、だんだん心も身体も準備が整ってくる。親方の仕事（解体・デザイン・造作）を手伝って早1年、実家のそんな惨状にもひるまない。生きてるとき、起こるいろんな事は、ちゃんと段階を踏んで目の前に現れるなぁと本当に感心する。

散らかった部屋を片付けるのは象徴的な行為だなぁ。いろんなことに整理をつけていく時期がきた。