（トンの脳内で）凶暴なトカゲ

「行ってきまーす！」と出かけたトンがすぐに帰ってきた。「ちょっと来て…」と呼ばれて玄関の外に出てみると、門扉へと続く階段の真ん中にトカゲがいる。こわくて通れないそうだ。トンちゃん、トカゲって襲ってきたことある？と訊くと、笑って「ない」と言う。トカゲのほうがトンのことをこわがっているよ…と話している間にトカゲは皐月の影に隠れてしまった。おそるおそるその横を過ぎてトンは通りに出た。後姿を見送りながら、トカゲが飛びついて襲ってくるような生き物だったら…と想像して笑ってしまった。いつも数匹のトカゲが日光浴しているうちの庭は、危険でいっぱいってことになってしまう。噛まないヤツでよかったよかった。


今、茅ヶ崎の現場が終わって、次の工事にかかるところ。

子どもたちの用事や湖の家の引き渡し、税理士への書類提出を控えて、親方の手伝いには半日ずつ行くことにしている。ひとつひとつ気がかりをなくしていくんだ。さっちが中3受験生なので、ずーっと年度末まで消えない気がかりもあるんだけど、自分でできることはしらみつぶしにやっつけていこう。

最近、記憶が流れるので（忘れっぽいんだ、本当に）備忘録として日記を書こうと思う。さつきの花が今年はあまり咲かなかった、とか、スナップエンドウがうまい、とか、蛍を見に行った、とか。

あ、蛍。

今夜、見に行こう。