桜の花を見下ろせば
この地へ越してきて丸2年が経った。庭に植えた水仙の花は、2年で3倍の100本に増え、あいさつを交わす人間も多くなってきた(今年は子ども会と自治会兼任なので余計に)。長女あーたんは働き始めて4年になり、次女さっちは高校に入学、三女マイマイは受験生、四女トムシカは心の友と違うクラスになってがっかり。だけど4年生にして初めて女性の担任でうれしいみたいだ。

いろいろあって最近は現場仕事をしていなかったけれど、先日、久しぶりにキッチンや石膏ボードを担ぎ上げに行ってきた。昼の弁当は使われなくなった競輪場で食べた。見事な枝ぶりの染井吉野が、夢のように咲き乱れている。見に来る人々がいないのが勿体ないくらいだ。けれどもあそこの桜が際立って美しいのは、ひと気のなさがさみしいせいだったのかも知れない。別所で屋台が出る賑やかな桜並木を、数キロ歩きながらそう思った。

競輪場の一角では、桜の樹を上から見下ろせるところがあって新鮮だった。下から見たって遠くから見たってもちろんきれいだけど、間近にじっくり上から観るというのは、なかなかないシチュエーションだった。


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