ちょっとお江戸まで

子どもにせがまれて江戸東京博物館へ。数年前、大人数で遊びに行って楽しかった思い出をなぞりたくなったのかも。黄金週間にお出かけなしも後ろめたいので、言うなりになってみる。ランチを洋食屋さんで食べたのだけどとても美味しかった。おみそ汁もタルタルソースもロールキャベツも手作りなんだもの。手作りっておいしい。愛だな。

増上寺所蔵の五百羅漢図100幅をじっくりと見た。ふと振り返ると親方が退屈していた。とりなすように、日本橋レプリカの欄干を叩かせたり、材木の種類当てゲームなどしたが、終わり頃には「出口はどこかな、出口はどこかな」と子どものように帰りたがるのだった。もう少し周辺を闊歩したかったのだけど、残念。

帰りがけに通り過ぎた横網町公園には「慰霊」の文字があった。関東大震災か東京大空襲の慰霊のための場所なのかもしれないと親方と話した。今、確かめてみると、なんと両方とも。かつてそこにはおびただしい数の遺体が２度も積み重ねられたのだと書いてある。東京都の慰霊塔として１６万人余の霊が祭られている。

かつての被災地、現在の東北、そして日本を思い、しゅんとする。

おいしかったごはんもなんだか罪の味。

見てきた五百羅漢図を思い出す。

…神様？











画像①　こんなところにひょっこり銭湯が。
画像②　ご飯とおみそ汁つきランチ850円なり。
画像③　江戸と東京が内蔵されている博物館です。