さよなら、松の内
さよなら、松の内
さよなら、松の内
一応松の内にと、書き初めをして(させて)、凧揚げをして、七草粥を作り、正月飾りを片付けた。

書き初めには動物の足跡をつけられ、かんかんに怒ったマイマイと、犬を押さえる子どもたちの金切り声。凧はあまり揚がらずすっきりはしなかったが(何十年ぶりの凧揚げ?)またリベンジすることにした。七草粥の野草を刻みながら(朝、わにっちょがおしっこを引っかけたハコベだな…)(こんなのお金出して買うことないな? 来年は自分で野草を摘むか?)と自問し(いや、犬がおしっこしない素敵な場所を知らない)とすぐに自答するのは毎年のこと。

凧は、小学生の頃よく作った。わたしの通っていた田舎の小学校は、小刀(工作ナイフ)が必須の持ち物で、仕上がりの美しさを競う鉛筆削り大会や、細く削った竹ひごを、バランス良く凧糸で縛り、和紙を貼り付けて飛ばす手作り凧揚げ大会などがあった。わたしはとびきり不器用な子どもだった。卒業するまでになんとか人並みになれたのは、あの小さな学校のお陰だと思う。体が丈夫なこともそうだし、すいすい泳げるのもそう。久しぶりの事をしても、子どもの頃の経験をもとに、頭で考えなくても体が動いてくれる。例えば、今日の凧揚げ。人さし指をなめて空にかざし、冷たいなと感じたほうが風上で、そちらに向かって走る。安倍川と住宅地を隔てる土手の上をよく走った。川べりは風が強くてみるみるうちに凧は高く揚がっていき、いつも糸の最後が見えたもの。

一緒に行ったトムシカさんの体にも凧あげを教えてあげないと、お母さんになったときに困っちゃうね。




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